こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

小学生、西九州新幹線で修学旅行へ!

 
 
武雄市の小学生が、先月開業の西九州新幹線で修学旅行に。今日、橘小学校の6年生が先陣を切って西九州新幹線で長崎へ出発しました。
今年度の当初予算で組んだのが、西九州新幹線を使った修学旅行への補助金
私事ですが、妻が初めて新幹線に乗ったのは高校での修学旅行。旅行先は長野だったそうですが、当時のことはいまだに記憶に残っているそうです。
 市では毎年いろんな政策を打ち出していますが、その中でも大事にしているのは、子どもたちが将来どんな場所でどんな仕事や生き方をしていても、ふるさとを誇りに思ってほしいということ。先人たちの努力でできた西九州新幹線を、ぜひ子どもたちの記憶につなげられればと思っています。
今年、市内小学校全校が新幹線で修学旅行に。各学校の先生方にはご苦労おかけました。6年生の皆さん、修学旅行楽しんでね!

駅前広場が駅の価値を高める

新幹線駅特有の無機質で機能的な駅とは真逆でいこう、という思いでスタートした新・武雄温泉駅
駅前広場は、週末には毎週のようにイベントが開催され賑わっています。平日も、噴水で遊ぶ子どもたち、広場でダンスする学生、テーブルで勉強する高校生、のんびりする家族連れ。ライトアップを眺める観光客。皆さん思い思いに過ごしておられます。
こんな動画もありました!
 ◉今話題の佐賀県武雄温泉駅”でNewJeansの「Hype Boy」踊ってみた!
駅広場は決して駅の付随ではなく、市民も観光客も心地よく過ごせる場所として、むしろ「広場が駅の価値を高める」という気持ちで、皆さんと一緒に育てていきたいと思っています。
ですので、マナーを守りながら、ぜひ自由に!どんどん使ってください。
イベントなどでの利用を希望される方は、武雄市ハブ都市・新幹線課(0954-23-9160)までお問い合わせください。今日も第一生命佐賀支店主催のマルシェでした。



治水と開発のバランスを

現在、国・県・市で治水事業を進め、皆さんの協力のもと、ため池やダムの活用、田んぼダムなども行っていますが、今の国の事業が完了したとしても、いぜん床上浸水が発生するとのシミュレーション結果が出ています。
市民の命と暮らしを守るためには、これは決して看過できません。さらなる一手を打つ必要があります。
やらなければならないことの一つは、雨水がこれ以上川に流れないようにすること。どんな状況であっても排水ポンプを止めることがないようにしなければなりません。もう一つは、低平地に水がたまって内水氾らんが起こるのを防ぐこと。そのためには、例えば水をためる場所(調整池など)を別に作る必要があります。
 ただ、調整池を作るとなると莫大な費用がかかります。例えば、県内にある遊水池の整備費は約100億円。武雄市の予算規模を考えると市だけで整備するのは到底不可能です。国の支援は欠かせません。
今回、六角川を特定都市河川に指定するという仕組みを活用することで、国が直轄で治水事業を行ったり、国の大規模な補助を受けて市が事業を行うことができるようになります。これにより、調整池の整備などが一気にスピードアップします。1日も早い治水対策は住民の皆さんの願いです。
もっとも特定都市河川に指定すれば、流域の一定規模以上の開発には、水を溜める場所を作らなければならない(例えば、駐車場を掘り込んで、雨水を溜められるようにするなど)という義務が発生します。いわば、アメとムチですね。ただ、そのためにかかる費用に対しては国の支援がありますし、市も支援を考え、事業者の皆さんへの影響をできるだけ小さくしたいと考えています。皆さんにもちょっとずつ負担をしていただいて、みんなで治水を進めていきたいと考えています。
治水をスピードアップして進めながら、一方で開発も止めるわけではない。治水と開発のバランスを大事に、進めていきたいと思っています。
武雄市の浸水被害防止 六角川の「特定都市河川」指定めざす(NHKニュース)
六角川を「特定都市河川」に 2度の水害受け、武雄市が指定めざす(朝日新聞デジタル

駅前広場で10/1マルシェが開催されます

佐賀共栄銀行さんが、10月1日10時から武雄温泉駅前広場でマルシェを開催。センスの良い出店者が多数集合します。皆さんぜひお越しください。
武雄温泉駅前広場は、JR駅の広場ではなく市民のための広場。皆さんが気兼ねなく使える公園というイメージで整備しました。平日・土日関わらず、どんどん使ってほしいです。駅前なので集客もしやすいかなと。
子どもの遊び場、ヨガ、ピラティスフリーマーケット、ビアガーデンなど、昼夜問わずオッケー。使ってみたい!という方は、お気軽に市役所までご連絡ください。みんなで盛り上げていきましょう!

広域連携で共存共栄を 西九州のハブ都市目指す

西九州新幹線開業行事が続き、インタビュー記事をすっかり見落としていました(苦笑)。9/23の西日本新聞記事です。
新幹線開業をどう活かすか、今の課題や方向性など、私の考えをコンパクトにまとめていただいています。

開業イベント終了!

連休期間中の西九州新幹線開業イベントと物産まつりが無事終了。
両方合わせて3日間の来場者は10万人。お越しいただいた皆さん、出店者の皆さん、準備から運営までご尽力いただいた皆さんに感謝申し上げます。そして職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
この間、市民や民間主体のイベントや企画も多数行われました。新たな出店もありました。この勢いをまちの元気につなげていきたいです。そのためには皆さん方の情熱が欠かせません。これからもよろしくお願いします。
 市民の皆さん。
新しくなった武雄温泉駅は皆さんの駅です。自分の家のリビングのように、用事がなくてもフラッと立ち寄ってゆっくり過ごしてほしいです。家族でもぜひどうぞ。この3日間、子どもたちが駅の噴水で楽しそうに遊ぶ姿が微笑ましかったです。子どもたちにも駅でガンガン遊んでもらいたいです。
学生の皆さん、電車待ちの時間にここで勉強したり、友達とぜひゆっくりダベッてみてください。駅前広場もイベントやちょっとした企画で気軽に使えます。夜のライトアップもきれいですよ。みんなが集まる場所にたまたま駅がある、くらいでちょうどいいと思っています。使ってもらってナンボです。
今日、嬉野市村上市長が忙しい中、新幹線で武雄温泉駅まで来てくれました。武雄旅書店にある嬉野茶×レモングラスの水出し緑茶で開業を祝って乾杯。武雄温泉駅嬉野温泉駅の間は10.9kmで、新幹線で6分。温泉がつく駅が2つ並ぶのは珍しいです。
嬉野市とは、日々切磋琢磨しながらも、特に観光面では連携をもっと深めていこう、有田や鹿島や太良など周辺自治体と一緒になって、共存共栄で西九州エリアの価値をもっと上げていこうといつも話をしています。
市外・県外の皆さん、私たちの住む地域にまだ行ったことがないという方も多いと思います。まずは日本一短い新幹線に乗りに、そしてこの地域の食や温泉、焼き物などのクラフトを体感してほしいです。新たな発見と癒しの旅に、ぜひ西九州へ!
私たちも、さまざまな垣根を越えて、もっともっと魅力を引き出していきます。

西九州新幹線開業

9月23日。西九州新幹線開業。

新幹線開業は長年の悲願。先人たちの思いが今日、大きなステップとして結実しました。

NHKの全国ニュースなどで取り上げられたようで、東京はじめ全国の友人からたくさんのメッセージをいただきました。おそらく、武雄では花まる学習会導入以来のこと。正直驚きました。

武雄はこれまで、交通が便利になるたびに発展してきたまちです。江戸時代の長崎街道、明治の鉄道開通、昭和の高速道路開通。そして、令和の新幹線開業。

例えば明治の鉄道開通のときは、不屈の精神で鉄道敷設を進めた人たち、工事現場で汗を流した皆さん、開業をお祝いする多くの市民など、あふれんばかりのエネルギーに満ちていました。今回も同じ。先人たちの思いが受け継がれ、多くの皆さんの汗と涙が今日という日につながりました。

そして、開業は決して決してゴールではなく、新たなスタート。これまでを振り返ってみても、開業をまちの活気や元気につなげていくのは、市民一人ひとりの情熱だと思っています。

今日は、武雄温泉駅の盛り上がりに加えて、千年夜市、花火、平川屋のオープン、マルシェなど、あちこちで市民の皆さんの情熱がほとばしっていました。このまちはまだまだ伸びる。そう確信しました。

新幹線開業を市民の暮らしの豊かさにつなげ、地域連携で西九州エリアの浮揚につなげていく。その責務を胸に、私も皆さんと一緒に新幹線並みに走ります。

開業に際し、全ての皆さんに心から感謝申し上げます。