こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

緊急事態宣言の延長を受けて

本日、特措法に基づく緊急事態宣言が5月末まで延長されることが決定されました。

 

この間、感染予防にご協力いただいた皆さんに感謝申し上げます。

 

また、感染リスクと闘いながら私たちの生活を支えてくれている皆さん、本当にありがとうございます。

 

宣言が延長されたことで、市民の皆さんには引き続きご不便をおかけすることになり、大変心苦しく思います。しかし、いま気を緩めると、これまでの努力が報われなくなります。一日も早い宣言解除に向けて、引き続きのご協力をお願いします。

 

明日には佐賀県知事より今後の方向性や方針が出されることと思います。我々としては、県の方針を見定め、県とも力を合わせて迅速に対応していきます。また、小中学校の休校・再開の方針や「新しい生活様式」などについても、今後わかりやすく皆さんにお示ししていきます。

 

新型コロナウイルスとの闘いは、マラソンのような長期戦になると言われています。

 

私としては、短中期的には、まずは感染予防策を徹底し感染者を増やさないことを大事にする。そして、疲弊する市民の暮らしを守るため、市民生活をしっかりと支援する。さらには、今後の感染状況を見ながら、社会での感染リスクを下げて、社会経済活動を段階的に解除し、ウイルスと共存しながらもできるだけ普段通りの生活ができるようにしていく。この三本柱で今後取り組んでいきたいと思っています。

 

経済よりも人の命が大事だという意見もあります。人の命はもちろん大事。感染者数を増やさないことに加え、感染による死亡者を出さないことは何より大事です。ただ、人の命を守るという点では、今後経済が悪化するといわれる中、経済苦によって命を断ってしまう犠牲者を出さないことも同じく大事です。感染状況は爆発的に増えていないとはいえ、まだまだ予断を許さない状況ですが、感染予防は大前提に、そして感染の状況を見ながら、社会経済活動とのバランスをとっていきたいと考えています。

 

先ほどの会見では、今後の宣言解除について、国としては、14日に地域の感染者の動向や医療体制を分析し、総合的に判断するとされました。我々のような小規模自治体ではデータがなく、独自に出口戦略を立てていくというのは正直難しいのですが、市民に一番近い基礎自治体として、現場の声を聞きながら、公共施設の閉鎖の解除など、我々としてできるだけ段階的な未来の道筋を今後お示ししていきたいと思っています。

 

そして、四本目の柱は教育です。教育は子どもたちの未来のために大事。国や地域の未来を創り、支えるのも人です。休校中であっても(学校が再開されても)学びを保障する。教育格差をなくす。子どもたちに素晴らしい教育を用意する。そのために、オンライン授業の取り組みをこれまで以上に加速させるとともに、感染予防は徹底しながら現場の創意工夫で挑んでいきます。

 

先日、私から皆さんに大切にしてほしいメッセージを書きました。緊急事態宣言延長後も、引き続き大切にしていただきたいと思います。ウイルスに対抗するため、一日も早い宣言解除に向けて、みんなで団結していきましょう。


◎ひとりひとりができることをしよう
 手を洗おう。今は家にいよう。自分の命を守ることが大切な人を救います。

 

◎人に親切に接しよう
 高齢の人や体の弱い人を守ろう。感染してしまった人にも優しい心を。私たちはみんな同じ状況におかれています。

 

◎感謝をしよう
リスクと闘いながら、私たちの生活を毎日支えてくれているたくさんの人がいます。