武雄マボロシ実験場、会期終了!
アバンギャルドなアートイベント「武雄マボロシ実験場」10日間の会期が本日終了。
10日間の模様はこちらでレポートされています。
https://www.facebook.com/takeomaboroshi/?fref=ts
最終日は、製作してみんなで破壊するアートパフォーマンスや壁画制作など。ぶっ飛んでいてすごく面白かった。写真をぜひご覧ください。
武雄を舞台にした世界一短いロールプレイングゲームも体験。スーファミっぽいコントローラーも気になりつつ。地元の歴史と今を盛り込んだ内容でもあり、今後ドラクエシリーズみたく進化する可能性大。
著名人を講演で呼べば確かに人は来る。でも、それって瞬間風速的だし、別に武雄でなくてもできる話。
そうではなく、冒険的でエッジの効きまくった、なおかつ武雄の歴史文化の文脈を活かしたパフォーマンスやWSをやる。それによって、100人いたら5人の強烈なファン&リピーターが生まれる。あと、地元の誇りも。僕たちは、他でできることはやりません。
そして、クリエイター自身に加え、来場者や地域の皆さんが面白がって参加していたのが大きかった。特に地域の皆さんの「自分もやりたい」という動きとか「もう1日延長して展示したら?」といった声かけがすごく良かった。やっぱり「面白がる」って大事。
クリエイター同士やクリエイターと参加者のつながりも生まれたし、次につながるアートイベントだったと思います。これぞ、まちづクリエイティブ。全ての皆さんに心から感謝します。
また、自治体としては相当チャレンジングなプロジェクトを切り盛りしてくれたチームである、井上部長に弦巻課長、実質運営責任者である犬塚係長、山下くん、本当にありがとう。お疲れ様でした。
今日の武雄は千客万来!
今日の武雄はポカポカ陽気で千客万来。
まずは、スイーツオルレ。今日のウォーキングにはなんと300名近くの方が参加。半数以上が県外から、中には大阪からお越しの方も。武雄に歩きに来られる方は年々増えてきています。ボランティアガイドの皆さん、いつもありがとうございます。
別のエリアでは、まちづくりでつながっている皆さんが「まちつく06」というイベントで武雄にお越しに。若木、黒髪と回られていました。写真は、黒髪エリアのいろえ工房さんにて。聞けば、九州一円からお越しとのこと。
そして、今日からスタートした「武雄マボロシ実験場」。10名のクリエイターが武雄の各所で作品発表や参加型パフォーマンスを繰り広げます。僕も色々と回りましたが、とにかく面白い。ドクロの器で点てたお茶は不思議な感覚。イベントは20日まで開催。詳細はこちらです。
http://takeomaboroshi.com/stay/maboroshi_experiment_event_information/
これ、興味ある!というプログラムがあれば、ぜひお越しください。お待ちしています。
宇宙科学館横の保養村では、キャンプも行われていました。今日は4組15名とのこと。親子で楽しそうに遊んでいました。
3月11日(土)から20日(祝)まで、武雄市にクリエイターが集結!
武雄温泉街にあるレジデンスに滞在しながら活動されてきた(もしくはこれから活動予定の)クリエイターの皆さんが、この10日間武雄に大集合。
当日プログラムはこちら。
http://takeomaboroshi.com/stay/maboroshiexperiment/
佐賀新聞の記事はこちら。
他のサイトの記事はこちら。
佐賀県武雄市に全国のクリエイターが集結!10日間のアートイベントに注目! - ライブドアニュース
まちを舞台に、武雄をテーマにした作品披露やドローイング、トークイベント、ワークショップ、演劇キャンプなど実に多彩なプログラム。まさに大実験場。
大きなキャンパスに参加者と一緒に絵を描いて最後は全員で壊してしまうなんていうパフォーマンスもあるそうで。
あと「武雄を舞台に世界一短いロールプレイングゲームを作ろう」というゲームナイト。なんじゃこりゃ。気になる(笑)
ちなみに、こんな方々が来られるそうです。といっても、僕も詳しくないので、ネットで調べてみました。
そだきよし(石版画家)http://g-recolte.com/area/artist/kiyoshi-soda/
山口雄太郎(写真家)http://www.yutaro-yamaguchi.com/
福嶋さくら(画家)https://www.sakurafukushima.com/
進佳那子(画家)http://sinkanako.com/
畠山千春(新米猟師・ライター)http://chiharuh.jp/
石神夏希(劇作家)http://natsukiishigami.com/
太湯雅晴 (現代美術作家)http://futoyu.com/index.html
たかくらかずき(イラストレーター/アーティスト)http://takakurakazuki.com/
武田俊(編集者)http://dotplace.jp/archives/4752
菅隆紀(現代美術作家)http://yealo.jp/art/takanori-suga
福田尚平(素描家)http://seanftyler.tumblr.com/
これは気になるなーというのがあれば、ぜひ気軽にお越しください。そして、夜はディープな武雄と温泉を。お待ちしています。
雇用・福祉・子育て〜平成29年度当初予算案を発表
今日は、市議会3月定例会への提出議案の記者発表。その中で、平成29年度当初予算案も発表しました。
当初予算案はボリュームが膨大なのですが、ポイントとしては、
◯29年度は、雇用・福祉・子育ての3本柱。
◯雇用のテーマは「働きたい全ての市民に雇用の機会を」。地方創生でも「まち・ひと・しごと」というように、定住・移住を進める上でも、とにかく仕事が大事。そして、女性・高齢者・障がい者はじめ、すべての人が働ける環境を。雇用関係の予算案は、28年度比で6倍増に。
◯観光分野の目玉は、アクティビティ(体験型)観光。今の観光はモノからコトへ。陶芸体験など従来の体験に加えて、例えば農業体験や三夜待(仲間内での定期的な親睦会)体験、お祭りの練習体験など、私たちが普段当たり前のようにしていることをインバウンドの武器にします。
◯福祉については、子育て環境の充実(小児医療時間外診療の365日化、小児医療費の現物支給化)や地域包括ケアシステムの構築、身近にできる健康づくりなど、「全ての人が自分らしく幸せに暮らせる」環境を整備します。
◯子育てとしては、
・小中学校へのエアコン設置。31年までに整備を完了します。
・武雄市図書館のCD・DVDコーナーを、利用者ニーズを踏まえて学習席に改装。学習席が倍増(計約100席)、さらには学習席を増やすだけでなく、語学講座やワークショップの開催など、みんなで学べる場として新たな価値を創出、武雄市図書館の魅力をアップさせます。
・子ども図書館を今年10月にオープン。
◯子どもの貧困については、切れ目のない支援が最も大事。具体的には、(1)貧困になる前の早い段階での支援(2)妊娠出産から進学まで、一人の子を同じ人がずっと伴走して支援する「伴走型支援」(3)各成長ステージのつなぎ、3点。重点事業としては、
・(2)の「伴走型支援」の実践。保健師+教員OB等が「子どもの笑顔コーディネーター」として、チームでその役割を担います。この仕組みはおそらく全国初。武雄市が、全国のモデルとして取り組みます。
・小中学校就学前の新入学用品費の増額(準要保護児童生徒)、高校への進学準備金を中学3年生の12月に支給(準要保護生徒)。特に、小中学校は市町村、高校は県と管轄が異なり、組織的な溝があることから、高校進学の支援はこれまで不十分でした。ここにしっかりと手当します。高校への進学準備金は全国初。
この他にも様々な事業を予算案として計上しています。詳細については下記をご覧ください。
・提出議案一覧(PDF)→
http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/H28gikai/201703/files/201703gianichiran.pdf
・全体の提出議案概要はこちら(PDF)→
http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/H28gikai/201703/files/201703giangaiyou.pdf
※会見の模様は以下のリンクより動画でご確認いただけます。
http://www.ustream.tv/recorded/100183227
武雄市役所全職員、ユニバーサルマナー検定3級取得!
僕がどうしてもやりたかったのが、ユニバーサルマナー検定3級の全職員取得。
昨年、株式会社ミライロの垣内社長はじめ御社の皆さんにお会いし、意気投合。これからのまちづくりでこういうニバーサルマナーの考え方はものすごく大事だし、ぜひ武雄市を「自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する=ユニバーサルマナー」まちにしたいと強く思いました。
議会の多大なるご理解を得て全職員を対象とした研修を予算化。今週の水曜、木曜と2日間かけて、ユニバーサルマナー研修を実施し、私や副市長を含め、全職員がユニバーサルマナー検定3級を取得しました。ちなみに、嵐の櫻井翔さんも取得されています。
障害をお持ちの方などに対して、我々の現状は無関心か過剰反応。そうではなく、障害は人ではなく環境にあること、さりげない配慮が大切であること、声かけの際は押し付けでなく選択肢を示すこと、すなわち「できるできない」を聞くのではなく「お手伝いできることはありますか?」といった聞き方が良いこと、迷った時は迷わずにすぐに行動すること。
これ以上書くと研修を受ける意味がなくなるので(笑)この辺りでとどめておきますが、僕たちがどうすれば良いか迷ってしまう時の道しるべをわかりやすく教えてもらいました。講師の田中さんの講義も抜群。研修が終わった後職員に感想を聞きましたが、すごく好評でした。こんなことならもっと早くやればよかった(苦笑)。
どのような立場でも境遇でも、みんなに未来の可能性があり、みんなが幸せを感じて暮らせるまち。武雄市の目指すまちはそういうまちです。そういう意味で、今回の研修は本当に、本当に良かった。
まちは人がつくるもの。人の意識と行動が変わればまちは確実に変わる。
今回の研修をきっかけに、武雄市役所もこれまで以上に温かいまちを目指します。
武雄市役所が「イクボス」宣言!
今日、武雄市役所で「イクボス」宣言。メディアの皆さんもかなり関心が高いようで、多くの報道陣が。NHKはこちら。サガテレビはこちら。
イクボスとは、職員が仕事と子育てや介護などを両立できるよう支援し、自らも生活を楽しむことを目指す上司のこと。今日は、私以下副市長、教育長、部長級職員、課長級職員の管理職60名がイクボス宣言書にサイン。佐賀・長崎の自治体では初めての試みとのこと。
私からは「上司が率先して働きやすい職場を作る、これはまさに『働き方改革』。武雄市が率先して行い、市内企業や県内への波及を期待したい。」と説明。
地方分権で行政の事務が増えている中、育休などを取れるようにし、仕事と家庭の両立をさらに進めていくためには、いかに仕事を効率化させるか、結局、仕事の仕方を変えていくことが必須だと思います。
そういう意味で、今回を契機に、チームで仕事をする、会議のやり方を変える、説明資料は最小限になど、管理職が率先してぜひ目標設定してもらいたい、そう考えています。
加えて、今回、「孫の育休(孫休暇)」を今後新設することも表明。都市部ではなかなか難しいでしょうが、武雄のような地域では、三世代で住んでいたり、親と子が近所に住んでいることが多い。子がどうしても子育てできない場合に、親(おじいちゃん、おばあちゃん)が孫の子育てをするのはありだと思うんです。
また、同居していない家族についても看護休暇を取れるようにしたいと考えています。ただ休暇を取りなさいということではなく、地域の事情、各家庭の事情に応じて選択肢を増やしたいというのが、これらの改正の狙い。
そもそもイクボス宣言をすることになったのは、先月、厚生労働省の方から「塩崎厚生労働大臣をはじめ、イクボス宣言をする組織が増えてきている、武雄市もぜひやったらどうか」と話を聞いたのがきっかけ。それを聞いて、ぜひうちもやろうと即断。
働く一人一人が、仕事も家庭ももっと充実した暮らしへ。
イクボス宣言をきっかけに、そういう組織風土をもっともっと作っていきたいと思います。
第1回市長と話そう会は、「織姫の会」と話そう会
先日募集を開始した「市長と話そう会」。
記念すべき今年の第1回は、武雄市を中心とした女性起業家の集まり「織姫の会」と話そう会。
まずは、織姫の会代表の吉田佐織さんと繋いでくれた豊村市議さんより議会の話や市政の話。そのあと、僕から「小中学校にペッパー105台導入」のホットな話題など諸々話した後、最後に皆さんに是非聞きたいことを3点お伝えしました。
1.もっと子育てしやすい街を目指すにはどうすればよいか。
2.もっと柔軟な働き方ができる街を目指すにはどうすればよいか。
3.もっと女性が輝く街を目指すにはどうすればよいか。
時間が限られていましたが、それでも色々な意見が。
働き方を柔軟にするのに必要なのは、市内のネットインフラ環境を整えること、企業のICTリテラシーを高めること(ハングアウトなどgoogle appsの利活用によってテレワークが可能になる)、まだまだ働き手であるシニアの皆さんがICTを学べる環境を用意すること。そして、働く女性にとって、病児保育は必須。
今日の意見を聞いて、在宅ワークができる環境づくりなど、色々と考えていきたいと思います。
また、質問も色々いただきました。放課後の過ごし方(放課後児童クラブなど)において、民間のノウハウを入れる予定はあるか。子ども図書館ができると、今の図書館の子どもゾーンはどうなるのか。ひとり親家庭の親が学び、自立できるための政策は。
いっとき世間で話題となった消滅可能性自治体(896自治体)の定義は、「2040年に20代、30代の女性数が現在の半分以下になる市町村」のこと。そういう意味で、一人一人が自分らしく幸せに生きることができる環境をつくるのが大事なのはもちろん、まちづくりにおいて、女性の存在はこれからますます大きくなる。
とにかく元気で前向きな皆さんとの1時間はあっという間。第1回にふさわしい華やかな会でした。また是非やりましょう。ありがとうございました!