麻生公務員専門学校で講演
昨日は、福岡にある麻生専門学校グループの一つ、麻生公務員専門学校で講演。
麻生といえば、福岡にある公務員専門学校の中でも生徒数圧倒的シェアを誇る学校。
そんな場所で、ご縁があって僕が講演させていただくのは甚だ恐縮モノ。でも、このような機会を与えていただいたので、熱量を注いで話しました。
会場には、200名近い生徒や講師の皆さんが。地方行政のこれからのキーワードとして「組む」「スピード」「市民一人ひとりの力を引き出す」「半歩先を見せる」「居場所と可能性を作る」「尖る」「あるものの強みを活かす」「面白さの競争」などを話しましたが、最終的に一番言いたかったのは、「武雄市は職員でつくられる」ということ。
そうなんですよね。僕たちにとって一番大事なのは人、すなわち人材。これが全てだと言っても過言ではない。
だからこそ、企業誘致も大事ですが、未来の武雄市職員を探すためのトップセールスというのも同じくらい大事だと思っています。
講演の後、活発な質疑応答が。手が上がったのは男性ばかりで、これは意外。
生徒A:反発がある中で政策を進めていくにはどうすればいいか?
僕:まずやってみて、失敗したら潔く謝る。もちろん、やる前には納得してもらえるよう十分動くのは大事。うちの職員はこのへんも粘り強くやってくれて助かっている。
生徒B:市長が欲しいと思う人材は?
僕:まずは「やりたいからやる」という思いがある人。あとは「市民のため」という言葉を使わない人。「市民のため」という抽象的な言葉でつくる政策は、結局誰のためにもならない。それよりも、隣のおばあちゃんの悩みを解決するとか、顔が見える人のためにやった方がよっぽど良い政策になる。おばあちゃんの後ろには同じ悩みを抱えている人が何十人、何百人と必ずいるはずだし、何より自分のモチベーションも上がる。
こんなやりとりが続きました。
あとすごかったのは、麻生塾の社員の皆さんの思いの強さや能力の高さ。大いに刺激を受けました。参加いただいた皆さん、大変お世話になりました。またいつでも呼んでください!
(※写真は、麻生塾のご了解をいただいたものを掲載しています。)