こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

「こどもの貧困対策課」を設置します

本日、3月議会に提出する予算案などの記者発表を行いました。記者会見の模様はUstreamをご覧ください。

冒頭、僕から今回の重点事項について説明しましたが、今日の記者発表における最重要ポイントは「子どもの貧困対策」。

2012年の国の調査では、子どもの貧困率は16.3%。実に6人に1人が貧困状態。ちなみに、ひとり親家庭の約半数がここに入るという状況。

そして、これは武雄市佐賀県だけでなく全国的な社会課題。毎日のように新聞やテレビで報道されています。僕も市内外問わず、様々な実態を聞いてきました。すべての子どもに育ちと学びの環境を整える上で、絶対に避けられない問題です。

そこで、武雄市ではこの4月に「こどもの貧困対策課」を設置します。組織を設置している例は、全国でも珍しいようです。

こどもの貧困対策は、教育支援から福祉支援まで(幅はものすごく広い)、親への支援からこどもへの支援まで、現金給付から現物給付、ソフトの支援まで、といったように、とにかく縦割りを排除し、本人の立場に立った総合的な支援が必要。

武雄市は、全国の先頭に立ち、思いを同じくする自治体とも一緒になって、この問題に取り組んでいきたいと思っています。

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