神村学園通信制高校、武雄に進出
武雄に通信制高校新設。
今日、記者発表しました。
新設の通信制高校は、高校野球などスポーツで有名な鹿児島の神村学園高等部。その単位制・広域通信制普通科の武雄校舎が来年4月に武雄で開校することに。神村学園の佐賀進出は初めてとのこと。
市長就任以来、子育てと教育の充実を一丁目一番地として取り組んできました。敎育でいえば、小中学校の敎育の充実は市教委で進められますが、自治体にとって高校はなかなか手がつけられない分野。一方で、人口5万人の武雄市には現在高校はわずか1校。子どもたちの学びの選択肢を増やしたいとずっと考えてきました。
そんな中、神村学園さんとご縁があり、是非とも武雄に来てくださいとラブコール。先日は神村校長と敎育についてじっくり話をさせていただきました。しかし、神村校長はやっぱり熱かった。
不登校やひきこもりの子どもたち、都合で高校を中退した人たちなどにも、自分のペースで学べる機会を。今回武雄で開校する通信制高校では、これがまずベースにあります。先日の議会でも答弁しましたが、「すべての子どもたちに育ち、学べる環境を」。これは基本の考え方。
さらに、神村校長と意見が一致したのが、通信制高校の今後の可能性は無限大だということ。
全日制高校だと、全ての科目をまんべんなく学ぶ必要がある。でも、例えば自分はラグビーに専念したいという学生がいれば、ニュージーランドで3年間ラグビーを学びながら、日本に帰国したときに通信制高校のスクーリングを受けるという選択肢も、今後十分考えられる。わかりやすい例で言えば、AKBやジャニーズなど芸能人も通信制高校に通ったというケースが多い。
要は、自分はこれをやるんだ!という学生にとって、通信制高校はかなり柔軟に夢を追求できるシステムだと思うんです。今日の会見後、神村学園の皆さんと話しましたが、全く新しい学校を作っていこうと意気投合。
今回は武雄市役所山内庁舎からスタートします。小さな一歩かもしれませんが、大志を抱いて、大きく育てていきたい。
武雄への進出を決定いただいた神村学園の皆さん、市職員の皆さん、関係者の皆さんに、この場を借りて改めて感謝申し上げます。