こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

武雄市図書館リニューアルオープン時の蔵書購入について

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)を指定管理者として運営している武雄市図書館に関し、一部メディア等で指摘されているリニューアルオープン時の蔵書購入について、昨日、市教育委員会から下記の通り発表を行いました。

 

・リニューアルオープン時の蔵書購入については、「新図書館サービス環境整備業務委託」としてカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)を受託事業者とした委託業務の一部で実施したものであります。
・当該図書の選書についてはCCCが行い、市が確認して整備を行いました。
・委託業務を進める上で、利用者の安全対策に対応した整備等が緊急に発生したため、教育委員会の判断により委託料の範囲内で調整を図り、中古本(756万円)を購入することで当初予定額(2056万円)を抑え、安全対策を講じることとしました。
・ここでいう安全対策とは、書架の高い部分には本の落下防止として柵を新たに設置したこと、また、キャットウォーク上の書架については壁側に荷重がかかるような対策等(1224万円)を講じたものであります。
・今回の「新図書館サービス環境整備業務委託」については、双方協議の上、仕様書に基づき行われたものですが、市議会をはじめ、関係各位に対して十分にご説明を果たせなかったことに関して、教育委員会としてお詫びいたします。
・なお、CCCからの寄贈の申し出については、より精度を高めた蔵書を導入したいというCCCの姿勢は受け入れる方向で協議してまいります。
・今後とも指定管理者であるCCCと連携し、更により良い武雄市図書館づくりに努めてまいります。
・最後になりますが、現在係争中であるために、本件につきましての説明が遅くなりましたことをお詫びいたします。

 

上記の説明のとおり、委託契約についてはもちろん適正に行われており問題はありません。一方で、当時の図書館の注目度も勘案すると、中古本を購入したことなどの理由や経緯について十分に説明しておくべきではなかったのか。また、この件は現在係争中ということではありますが、説明が遅れてしまったのではないかなど、こういったご指摘については、市政を預かる立場として私自身真摯に受け止めなければならない。今後、必要な情報を速やかに開示することを含め、市民の皆さんのご期待に応えられるよう、CCCとともに引き続き図書館運営に取り組んでまいります。