代田昭久特別顧問が武雄に
今日は、長野県飯田市教育長&武雄市特別顧問である代田昭久さんが武雄に。
代田さんといえば、武雄市教育監兼武内小学校長として、武雄市のICT教育や反転授業、花まる学習会との官民一体型学校を導入した立役者。まさに、武雄市教育改革を先導された方です。
今日は午前中と夜を合わせ、計5時間ほど久しぶりの意見交換。いやあ、楽しかった。
長野県飯田市といえば、個人的にすごく尊敬している牧野市長が様々な改革を進められている人口10万人のまち。牧野市長の著書である「円卓の地域主義」は僕のバイブル。
飯田市はとにかく面白い。教育はもちろん、公民館活動も盛んで、公民館で活動することを「公民館する」と言ったり、最近では「航空宇宙産業クラスター形成特区」の指定を受け、市内38企業とともに航空宇宙産業を伸ばそうとしている。
飯田市に強みがあれば、武雄市にも強みがある。お互いに課題もある。今後ぜひ、飯田市と武雄市の間で、教育分野で連携していきたいと思っています。
そうそう、今日の意見交換で改めて痛感したのは、武雄は保守的でありながら、一方で開明的であり、最先端のことを取り入れようという気質が脈々とあること。代田さんいわく、外から見ると、一段とそう感じるそうです。
江戸時代、武雄には、藩校である身教館、多くの私塾(武士が対象)、多くの寺子屋(農民や商人が対象)がありましたが、身教館は、武雄に蘭学が導入される際に大きな力を発揮したと言われています。(ちなみに武雄は日本三大蘭学の地の一つ。)
そして、それが洋学全般の研究にも広がっていった。大砲もしかり。大砲を製造したり、アームストロング砲を輸入したり。近代日本の夜明けは、肥前武雄から始まったとも言われています。
過去の歴史の文脈を活かしながら、新しいものを貪欲に取り入れ、常に世界を見据える。武雄の気質を、ぜひ未来の教育にも活かしていきたいと思います。