天皇陛下への献上米を収穫
今日は、素晴らしい秋晴れのもと、武雄市武内町松尾谷地区で、宮中の新嘗祭への献上米を収穫する抜穂式。
武雄が献穀田となるのは実に30年ぶり。地元では昨年から準備に取りかかり、今年に入ってからは播種式や御田植式などを経て、そして本日、実に豊かに実ったさがびよりの刈り取りが行われました。今年は天候不順でしたが、関係者の皆さんのご努力で、重みのある素晴らしい実り。
式が終わった後、献穀者である小柳六郎さん(下記写真)から挨拶。小柳さんの口から発せられる一言一言に、会場一同感動の渦。
JAの小池理事のリーダーシップで武内町で献穀田をという話になった際、その真面目で実直な人柄から「六郎さんしかおらんばい」と、満場一致で献穀者に選ばれた小柳さん。今日の彼の挨拶を聞いて、これは一人でも多くの人に知って欲しいと思い、彼が読んだ挨拶文を特別に入手。その一部がこちら。
小柳さんは「自分が体験したことを述べただけ」と謙遜されていましたが、一人でも多くの人に読んでいただきたい内容。この精神こそが、旧武内村、武内町、武雄市、そして佐賀県の誇りだと思います。
今日刈り取った稲は、乾燥などを経て、10月末に宮内庁に献上する予定。稲穂の豊かな実りは日本のこれまでの繁栄の礎。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
(地元の小学生も刈り取り体験に参加)