こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

「熊本地震から佐賀の防災を考える」シンポジウム

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昨日武雄市文化会館で開かれたこのシンポジウム。

熊本地震で各機関がどういう支援を行ったのか。また、今回の災害を踏まえた今後の対策は。

それぞれの機関では各々整理しているのですが、医療機関や大学、団体、行政など、組織横断的に知見を共有する機会は、確かにこれまでなかった。そういう意味で今回のシンポは画期的。音頭をとられた新武雄病院の堺部長、そして主催された巨樹の会の皆さんに心から感謝します。

私自身、パネリストでありながら、医療機関がどう動きどう考えているのか詳しく知らなかったので、すごく参考になりました。

DMATは阪神淡路大震災以降、数度の大規模災害のたびにその仕組みが進化している。私たち行政も、オールジャパンで知見の共有や支援の仕組みの構築を急がなければならない。

私の提案は、全国を8から9ブロックに分け、あらかじめ自治体同士で協定を結んでおき、日本のどこかで災害が起こった場合は、協定を結んだ被災自治体に他自治体が駆けつけるというもの。これは、熊本地震の際、東北や関東の自治体の首長から色々相談を受けたことがヒントになっています。

あと、熊本県の蒲島知事が、先日の講演で、熊本地震の初期対応がうまくいったのは、普段から自衛隊や医療機関との信頼関係ができていたことも大きいと話されていました。

そういう意味で、私たちも医療機関と連携した支援の仕組みの構築だけでなく、普段からの信頼関係を作っておく必要がある。昨日のシンポはその大きなきっかけになったと思います。ありがとうございました。

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