こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

だから僕は、この課をつくりたい

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今日は市議会の一般質問2日目。

先月「こどもの貧困対策課」を設置すると発表してから、想像以上の反響があり、賛否両論、さまざまなご意見をいただいています。

今日、子どもの貧困対策について山口裕子議員とじっくりと議論をかわしましたが、なぜ私がこの課を設置したのかを、皆さんにしっかりと伝えたい。そういう思いから、答弁で以下のような話をしました。

子どもには無限の可能性がある。だから、貧困の連鎖を断ち切らなければならない。息の長い取り組みになると思いますが、頑張っていきたいと思います。

※ちなみに、本日の議会議事録(速報板)はこちら(うち、P31〜P41部分)。下記を含め、全てのやりとりを見ることができます。

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小松市長/

議員おっしゃるとおり、大事なのは自立と責任だと、まず思っております。そういう意味で一番大事なのは、やっぱり貧困の連鎖を断ち切らないといけない。そしておっしゃるとおり、もう家族家族で状態が違うと思うんですよね。ひとり親というひとつの括りだけでは、私は政策として不十分だと、そういう認識でおります。

その上で課なんですけれども、議員おっしゃるとおりですね、私もご意見を頂戴しております。色々いただいている意見は、まさに先ほどおっしゃったような意見であると。

私は課名を考えるときに考えました、おそらくそういうお話がくるだろうと。それでもあえて打ち出したというところは、一つは、国が、子どもの貧困という、そもそも子どもの貧困というワード自体がどうだろうという議論はあるんですが、それを使っていること。そして、改めてこういう問題について、皆さんに議論をしていただきたいということで、あえて、こういう課をつけさせていただきました。

先ほど裕子議員も、御自身の小さい頃の話をおっしゃっていましたけれども、身内の恥をさらす、恥では全然なくて誇りであると思っているんですが、私自身もひとり親でした。母親と父親が離婚して、私は学生のころでしたが、そして私は母と弟と3人で暮らしていた。

私はまだ良かったんですが、一番衝撃を受けたのは、お金がなくて弟が修学旅行に行けないと。修学旅行に行かなかったんです。本人は、自分は興味はないということをずっと言ったんですが、やっぱりそこは家のことを考えてやったんだろうなと、そこは兄として何かできなかったのかというのは、私はいまだに思っております。

ただ、幸せな家庭でしたし、頑張っていこうという風にやって、今私もこうやって頑張らせていただいておりますし、弟も持ち家を持って、私以上に頑張っていたりする。

とにかく、うちの家庭というよりも、弟のような思いを絶対させたくない。これは我が家の家庭の話ではありますが、そういう個人的な思いもあります。

貧困の連鎖を断ち切る、自立と責任あるようにしたいというところは、私の思いでして、これは私の重要なテーマとして取り組んでいきたい。

課名については、おっしゃるとおりでありますので、先ほど私は思いを申し上げましたけれども、係名については、やはり同じトーンであれば、非常に暗いイメージになってしまうので、希望の持てる係名をぜひこれから考えてつけていきたいと、このように思います。

ぜひ、山口議員ともいろいろ議論しながら進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。