こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

12月議会、始まりました

久しぶりのブログ更新です。いったん途切れるとやっぱりダメですね。。。今後は無理ない程度に、でもなるべく頻繁に更新していきたいと思います。

さて、今日から12月議会が始まりました。全20日間の日程です。

改めて振り返ってみると、市長に就任して10ヶ月余。色々と叱咤激励もいただきながら、あっという間というのが正直な気持ち。多くの皆さんに支えられながら前に進んでいることに感謝です。

5年後の市民所得10%アップ、そして人口減少数(予測)の半減を実現するため、私の政策の一丁目一番地である子育て・教育、そして所得向上を軸に、引き続き取り組んでいきます。

以下が、今日の私からの提案事項説明(演告と呼んでいます)。

本議会、17名の議員の皆さんから一般質問がありますが、真摯に、思いを乗せて答弁するよう心がけたいと思います。

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おはようございます。私のほうから提案事項をご説明させていただきます。


■はじめに「地方版総合戦略について」であります。


市長就任後、政策三本柱である「教育改革・子育て支援」「くらしといきがい・健康づくり」「にぎわい創出・活力アップ」に沿って、サカキの栽培健康寿命宣言、武雄北方インター工業団地の完売など、未来に続く武雄市をつくる政策を展開してきました。

これらをさらに前進させるため、議会特別委員会や懇話会でのご議論・ご意見もふまえまして、5年後の人口減少数の半減、そして市民所得10%アップを目標とした武雄市まち・ひと・しごと創生総合戦略「もっと輝く☆スター戦略☆」を10月末に策定したところであります。さらなる雇用創出や子育て・教育環境の充実等を図って参ります。


一方で、地方創生で最も大事なのは、一人一人の幸福をいかに増やすかということであります。一人一人の幸福の集積が地域の幸福に、地域の幸福の集積がまちの幸福になる。そして幸福とは、スター戦略で掲げたように「経済的豊かさ、子育て・教育、生きがい・健康、交流、地域のつながり」の総和であり、特に経済的豊かさ、すなわち所得の増加は喫緊の課題であると認識しております。

今後5年間、このスター戦略という「北極星」を常に意識しながら、効果的な政策を進めていきたいと考えております。

 

■次に「子育て家庭支援について」であります。


スター戦略の基幹事業であり、私の政策の1丁目1番地である子育て家庭支援の拠点として、こども図書館を武雄市図書館の西側に建設することを地権者のご協力により、決定いたしました。

現在、子育て経験者や子育て予定の女性職員を中心にこども図書館の機能などを検討しており、現在の図書館との相乗効果も活かしながら、子どもたちや家族、女性にとって魅力ある、誰もがうらやむようなゾーンをつくって参ります。

また以前よりお約束いたしておりました子育て中の働く保護者のための支援策として、来年1月より市内全部の放課後児童クラブにおいて、1時間延長し、午後7時まで開所いたします。

なお、4月より利用料を1人目で1,000円値上げさせていただく条例案を本議会で提出いたしておりますが、これにつきましては本年4月より利用児童を全児童に拡大し、支援員の増員をしたこと等の理由により、費用が増大したことから、他市町と同等程度の利用料金とさせていただきたく提案するものであります。

支援員の研修等により、一層、子どもたちが安心して過ごせる充実した児童クラブといたしますので、ご利用される皆様のご理解、御協力を切にお願い申し上げます。

今後も子どもの放課後の居場所づくりや子育て中の家庭支援を積極的かつ重点的に行い、ワンランク上の子育て・教育環境を目指します。

 

■次に「教育について」であります。


本年4月から毎月開催してきた「こども教育会議」におきまして、9名の教育委員の方々と意見交換を行い、武雄市教育大綱『組む』を決定いたしました。

これまでも武雄市は、DeNAと東洋大学との連携によるプログラミング教育や花まる学習会との連携など他団体と組むことで、子どもたちの生きる力を育む教育を実施して参りました。

花まる小学校については、来年度は朝日小学校、若木小学校、橘小学校の3校で新たに開始され、計5校となります。

またこのたび、3年がかりで神村学園高等部の単位制・広域通信制普通科を誘致することができました。神村学園としては、佐賀県で初の進出となります。現在、すでに多くの問い合わせがあっていると聞いておりまして、不登校やひきこもりの生徒が学べる環境を用意するという社会の要請を強く感じているところであります。

未来あるすべての子供たちに充実した学びの環境をつくる。この1点に向けて、色々な方々や企業、団体と組み、教育先進都市を目指します。

 

■次に「周辺部対策について」であります。


周辺部の定住・移住促進策として、公営住宅のない若木町、武内町、西川登町、東川登町、橘町の5町へ民間事業者が住宅を建て、賃貸する場合に支援を行う「ウェルカム武雄ハウス事業」を開始し、今年度は、若木町と武内町で整備を行います。

官民一体型学校への入校家族など、教育のための移住を優先し、町外からの移住の受皿としていきます。

地域の元気は、地方創生にとって不可欠なことであり、今後も地域コミュニティの維持や活性化のための支援を積極的に進めます。

 

■「武雄市政10周年記念事業について」であります。


来年3月、平成18年3月1日に1市2町が合併し、誕生した新武雄市の10周年を迎えます。

これまで、武雄市は様々な事業に挑戦し、知名度を上げ、視察者の絶えない市となり、今後もその流れは続けなければなりません。

来年3月13日の日曜日武雄市文化会館で記念式典を開催いたします。来年はその記念の年を盛り上げるために、いろんなイベントを開催したいと思っており、今月にも実行委員会を立ち上げ、企画して参ります。

 

■おわりになります。


先般作成した人口ビジョンにより、高校卒業時や大学卒業時に転出が多いという課題が明らかになりました。これに的確に対処するため、武雄市企業立地の促進に関する条例において、Uターン者の雇用をした場合の奨励金を新設し、市内企業の皆様のご協力も賜りながら、人口流出の歯止めを行っていきます。

また、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律いわゆるマイナンバー法が本年10月5日施行され、来年1月から利用が開始されます。

武雄市においても通知カードが郵送され、市民の皆様の中には、その利用に関しては、市民の皆様から個人情報の漏えいなどのご心配をされている方も多く、電話等での問い合わせも多い状況であります。

窓口はもちろんのこと、ご希望があれば各地区の集会にご説明にお伺いするなど、市民の皆様のご不安が少しでもなくなるよう努力いたします。

今後もさらに一層市民の福祉の向上に努め、次の10年に向け、市政に取り組んでいく所存でありまので、議員各位のご理解とご協力を切にお願い申し上げ、私の提案理由説明とさせていただきます。

 

本議会もどうぞよろしくお願いします。