こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)のほぼ日活動日記です。元武雄市秘書課長。

どういうまちを目指すのか

今日コンビニで市民の方から「どういうまちを目指すのか?」と聞かれました。

3月議会でも「未来に続くまちをつくる」「自分のまちの未来は自分たちでつくる」「対話のまちづくり」といったことを話しましたし、この考えは今も変わりませんが、まちの未来像について、この場でさらに補足しておこうと思います。

「健やかに豊かに暮らす」。

まだ言葉はこなれていないし、もっといい言葉が見つかる気もしますが、今はこういったことを思い描いています。

まず、「豊か」という言葉。これは物の充実ではなく質の充実という意味。すなわち、モノの消費よりも「生活をいかに楽しむか」ということを指します。消費ではしょせん東京には勝てない。消費社会から暮らしそのものの向上へ、ということです。

それは、例えば、地域で作ったモノ(野菜など)を域内で回すことであり、域内で経済を回すことであり、地の力をつなげて活かすことであり、生活の中に自然や遊びがあることだったりします。

で、実はそれらは(もしくはその種は)すでに武雄にあるわけで、市内の豊かな資源を再発見し価値をつくることだとも言えます。また、今の時代、ICTと今あるものを組み合わせて新しい価値をつくるといったことも大事です。

そして、「健やか」という言葉。昔は何か行政チックであまり好きではなかったのですが、最近はいい言葉だと思うようになりました。母親のお腹に宿った小さな命からシニアまでを包含した、未来に希望の持てる明るい言葉だと。先に述べた「豊か」の指す意味とも親和性があるようにも感じます。

それらを追求することで生まれた「ライフスタイル」に共感する人が、周りから集まってくる。それは、画一的ではなく多様性と寛容性のあるまちへとつながっていく。そんなイメージ。

断っておきますが、僕は決して成長を否定しているわけではありません。友人の言葉を借りれば、内発的・自律的に成長要因を生み出せるまちへ、ということですね。

かなり抽象的な話になりましたが、ゆとりのある連休中だからこそ、あえてこのようなことを書いてみました。この価値観のもとで、僕自身、選挙公約を書きましたし、具体的な施策は今仕込み中。随時お伝えしたいと思っています。

ちなみに、こちらは昨日飛行機の中で読んだ本。著者の誠実さと「懐かしい未来をつくる」という言葉が印象に残りました。

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