こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

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一昨日のカンブリア宮殿で特集された東京R不動産。その中心メンバーである馬場正尊さんの新刊がこれ。最近オープンした公共R不動産のメンバーである友人からいただいて、一気に読みました。

中身は、馬場さんと6人の対談集。今の社会の仕組みを否定せずに、うまく活用しながら新しい価値を生み出す姿勢や、他にも広がっていけるよう汎用性を重視する姿勢などが読み取れます。

今月から武雄市でスタートした、花まる学習会との「官民一体型学校」に関する取材を昨日受けたのですが、その中でも話題に上がったのが、この官民一体型学校、特区ではなく、既存の教育制度の枠内(いっぱい)で取り組んでいるということ。(詳しくは「武雄市の教育改革ブログ」にあります。)

これにはいくつかの狙いがあるのですが、そのうちの一つとして、子どもにとって良い取り組みはどんどん世の中に広がっていってほしいという思いがある。僕たちも、政策では汎用性を大事にしたい、そう考えています。

あと、公共空間というと、行政による公共施設というイメージがありますが、本当はそうじゃないんですよね。

不特定多数の人が集まるところは、のみならず公共空間。ホテルのロビーや駅なんかも公共空間。そう考えると公共空間って僕たちの周りにたくさんあります。だから、公共空間を考えることはまちを考えること、公共空間をつくることはまちをつくることにつながるんだと思います。

未来に続くまちを考える上で、オススメの1冊です。