こまっちゃん、走ります!

武雄市長 小松 政(こまつ ただし)の活動日記です。

体温のある行政で、まちの体温を上げる

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2018年執務始め式。

職員の皆さんには、今年は「体温のある行政」をお願いしました。

昨晩風呂に入りながら何を話そうか考えていて、ふと思いついた「体温」という言葉。悪くないなと思い、今日皆さんに伝えました。

 

日々の接客サービスに体温があるか。

頭で考えたのではなく、市民のニーズに合っているか。

伝えるのでなく、相手に本当に伝わっているか。

 

職員一人一人が市役所の顔。私たちが温もりを持って取り組むことで、きっとまちの体温ももっと上がっていく。

 

今年は、5月7日の新庁舎オープン、5月12日の秋田竿燈まつりin武雄、雇用経済政策などに加え、高齢者福祉を目玉施策としていきたいと考えています。

 

今年もチームで頑張っていきましょう。

市民の皆さんも引き続きよろしくお願いします。

舞台「ペコロスの母に会いに行く」in武雄

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今日は、武雄市文化会館大ホールで、舞台「ペコロスの母に会いに行く」。

 

本作は62歳のマンガ家と、彼の認知症の母との日々を綴った、岡野雄一による同名のコミックエッセイが原作。原作は第42回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2013年にはドラマ化および映画化もされた。

今回の舞台は、長崎に住んでいる親子の実話をもとに、グループホームに入居している認知症の母とその息子が織りなす心温まる物語。

「ボケるとも悪か事ばかりじゃなかねぇ」と思えるような明るくユーモラスな物語となっており、認知症の方や介護家族の方が、前向きな気持ちになり、日々の幸せや命の輝きを感じていただけるような舞台となっている。

 

2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。武雄市では、認知症対策に力を入れていて、認知症サポーター養成講座は現時点で4,865人の方が受講。

認知症に対する理解を、オール武雄市でより深めていきたいと思っていた中、ご縁がご縁を呼び、そしてつながり、議会のご理解も得て今日の舞台が実現。

会場には1,000名を超える方がお越しになり満席。観客参加型の見事な芝居でした。藤田弓子さんはじめ熟練の演技に、腹がよじれるほど笑いながら涙が出るほど感動するという稀有の体験。

隣に座られていた原作者の岡野さんがおっしゃっていましたが、認知症への家族や周りの向き合い方については、同じ出来事も少し違う見方をすれば、楽になるし楽しくもなる。はっと気づかされることもある。それを少しでも感じてもらえればと。現在介護をしている方々も色々と感じるものがあったようです。

実行委員会の皆さん、関係者の皆さん、藤田弓子さんや田村亮さんはじめ演者の皆さん、スタッフの皆さん、素晴らしい舞台を本当にありがとうございました。会場にお越しいただいた皆さんもありがとうございます!

認知症であっても何であっても、誰もが自分らしく幸せに生きられる街へ。皆さんと一緒にさらに進めてまいります。

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衆院選を機に、自分自身を振り返る

衆議選は、改めて自分自身を振り返る機会でもあります。

先日、看護師の戴帽式でこんな挨拶をしました。

 

「皆さん、これから悩んだり苦しんだりするときがあると思います。そのときは『なぜ自分は看護師になろうと思ったのか。』この初心をぜひ思い出してください。そうすれば、進むべき道がわかるはずです。」

 

政党がどうかは関係なく、僕が尊敬している国会議員の一人に荒井 聡さんがいます。尊敬する友人である荒井 優さんのお父さんなのですが、荒井聡さんの信条は

 

「政治とは弱きものに光をあてるもの。」

 

ホームページには、彼が政治家を志したときの初心がこう書いてあります。 

 

「戦争がない国を作りたい。貧しい子どもが未来をワクワクしながら待つような国を。日々を一生懸命に生きている人が報われる国を作りたいんだ。」(娘の裕美子さんのメッセージより抜粋)

 

僕がいつも大事にしているのは、

 

「どんな境遇であっても、すべての子どもたちに未来の可能性を。そして、すべての人が自分らしく幸せに生きられる社会へ。」

 

だから、厚かましくも荒井さんの初心には共感を覚えています。

 

荒井さんは超党派の「永田町こども未来会議」も主宰され、医療的ケア児の支援にも積極的です。武雄市でも、市内の小学校に通う医療的ケア児の支援を今年度から始めました。

 

娘を特別支援学校ではなく、普通学校に通わせたいとの希望がありました。そこで、学校や子どもたちのサポートを受けながら近所の小学校に通うことになったのですが、それでもお母さんは毎日、医療的ケアのために小学校で子どもに付き添わなければならなかった。

 

そこで今年度から、議会のご理解を得て予算を設け、お母さんの負担が少しでも和らぐようにと、週1回、看護師資格を持つ方がお母さんの代わりに小学校でその子に付き添っています。全国でもこのようなケースは2〜3例だそうです。

 

ちなみにこれは、うちの学校現場や教育委員会が発案。子どもの貧困対策もそうですが、こういう動きは本当に嬉しく頼もしい。

 

上記は一つの例ですが、やはり、僕の使命はどこまでいっても市民福祉の向上。すべての人が自分らしく幸せに生きられる社会へ。これからも皆さんと一緒に頑張っていきます。

武雄市こども図書館 グランドオープン!

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10月1日(日)、武雄市こども図書館がオープン。午前9時の開館前から長蛇の列。オープニングセレモニーではみんなでバルーンリリース。みんなの心を一つに、バルーンに夢をのせて。感動しました。

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(テープカット。保育園のこどもたちと一緒に。)

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(開館前からたくさんの人!)

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(入館を待つ長蛇の列!)

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(館内1Fはこんな感じ。)

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(絵本作家tupera tuperaさんの巨大ウォールアート。図書館のシンボル。)

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(「ひみつのへや」。秘密基地のよう。)

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(しばふ広場には砂場があります。最近は衛生面から街の砂場がどんどん減っているようで、砂場デビューのこどもも多数。実は砂の中にキラキラした石を少しだけ混ぜていて、ちょっとした宝探し気分も。スコップやバケツは貸し出し可。)

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(ハンモックもあります。)

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(読み聞かせライブにはたくさんの子どもたちが。)

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(思い思いに読書。)

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(おじいちゃんがお孫さんと一緒に読書。祖父母が孫を連れてくる風景をたくさん見かけました。)

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(2Fはフードコート。九州パンケーキ&ハニーコーヒーが出店。九州産のものしか使わないパンケーキは絶品です。)

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(若い女性もグループで来館。大人だけでも楽しめる空間です。)

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(図書館の前には芝生。図書館は、御船山と楠を借景に。)

こども図書館は、体験から学ぶ、本から学ぶ、食から学ぶ。

それによって、子どもの育ちを応援する場、そして、親子が一緒に楽しく学べる場、さらには、世代を超えて交流できる場にしていきたい。おじいちゃんやおばあちゃんにはぜひ孫を連れて来てほしいし、大人同士でもぜひ来てほしい。

そういう意味で、世代を超えて集う、いわば家の「大広間」みたいな場所にしたいと思っています。

武雄市図書館は市民の「暮らし」を豊かにした。

こども図書館は市民の「子育て」を豊かにしていきたい。

心地よい空間で、豊かなライフスタイルの実現を。

朝9時から夜9時まで年中無休。皆さんのお越しをお待ちしています!

高校生と武雄の未来を創ろう!

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「自分たちのまちは自分たちでつくる。」

このことを、市長就任後の2年半進めてきました。

もともと地域単位でのまちづくりが盛んな武雄ですが、いま各区では独自の取り組みがどんどん生まれつつあります。

加えて大事だと思うのが、10代の皆さんが地域に関わること。その前に、自分が住む場所を知ること。

この1ヶ月間、武雄高校の皆さんが街に出て、チームで色々と取り組んできました。これを仕掛けたのは、武雄高校の先生に加え、武雄市役所の諸岡課長と田栗係長。コーディネーターは中村直子さん。

今日は5つの高校生グループから武雄市議会の議場で成果発表。傍聴席は満席。内容は、情報発信、自転車のまちづくり、温泉卓球、郷土料理、ペットでまちづくり。

1ヶ月前に彼ら彼女らに言ったのが「まちづくりとは決して難しいものではなくて、自分が好きなことや気になることをやるのがまちづくり。まずはやってみよう。やってみてから修正していけばいい」と。

高校生がこの1ヶ月に取り組んだことは、ひょっとしたら大河の一滴かもしれない。でも、その一滴は、水面で共感という波紋をつくり、それが周りの大人の行動を促し、やがて大河につながっていく気がします。

だから、今日で終わりではなくて、自分たちができる範囲で継続していってほしい。
本当にお疲れ様。でも、未来を作るのは君たちだ!

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東北三大祭り「秋田竿燈」が来年武雄に!

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昨日まで4日間開催された東北三大祭りの一つ「秋田竿燈まつり」。

来年5月、秋田竿燈が武雄にやってくることが決定しました!

戊辰の役でアームストロング砲を含む10門の大砲、そして武雄軍1,000名が秋田に派遣され、秋田藩を助けたことをきっかけに、昭和61年から続く武雄市秋田市の交流。

今でも、毎年10月に秋田で慰霊祭が行われ、武雄からも市民の皆さんが参加しています。

この秋田竿燈、九州にはほとんど来たことがないのですが、実は24年前に一度だけ武雄に竿燈が来たことがあります。その時の見物客はなんと2万人。市民の皆さんや職員の中には、当時の盛り上がりを懐かしそうに話す方もたくさんおられます。

で、平成5年当時の貴重な写真がこちら。温泉通りは人・人・人。

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そういうこともあって、来年の明治維新150周年の年に、秋田竿燈をなんとか武雄に招致できないか。これまでずっと模索してきたのですが、先週、秋田市の穂積市長から快諾をいただきました。

先週あわせて竿燈まつりを初めて見学したのですが、その迫力、まさに圧倒。

50kgはある竿燈を手や腰、額で持ち上げる技、それを盛り上げるお囃子、「どっこいしょー」の掛け声、そして会場の熱気。写真や動画で見るのと生で体感するのは全然違います。

今回の決定は、ひとえにこれまで秋田市と交流していただいていた市民の皆さんのおかげ。市民の皆さん、粘り強く交渉してくれた職員の皆さん、秋田市の皆さんはじめ、関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。

さあ来年、武雄は秋田竿燈で最高に盛り上がります!!

市民の皆さん、佐賀の皆さん、九州の皆さん、ぜひご期待ください。

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被災地派遣 市民ボランティア「チーム武雄」の参加者を募集します

被災地の痛ましい現状を見て、「自分も何かできないか?」と思われている方は多いと思います。現地では、家から泥をかき出す作業など、今後ボランティアの力がますます大切になってきます。そして、現地でのボランティアの受け入れ態勢も整ってきています。

そこで、このたび武雄市では、被災地での支援を行う市民ボランティア「チーム武雄」の参加者を募集します。

各回10名で、市内在住・在勤の方であればどなたでも参加できます。支援先は朝倉市を予定しています。まずは7月23日(日)、7月30日 (日)の2回を募集します。なお、ボランティア保険は市でまとめて加入します。

8月以降については改めて募集を行いますが、とにかく息の長い支援が必要だと考えています。

ただ、被災地では猛暑の中の力仕事となるため、参加にあたっては、ご自身の体力と十分ご相談ください。現地でボランティアを行う以外にも、募金や義援金を渡す、物資を送る、など、様々な支援のやり方があります。

被災地支援は、一人一人の力はたとえ大きくないとしても、たくさんの人が関われば、ものすごく大きな力になります。1人の力を10人の力に。100人の力に。1,000人の力に。このボランティアチームの動きを他の自治体にも広げていきたい。ぜひ皆さんのシェアをよろしくお願いします。

実施にあたっては、今回も職員の皆さんに短期間で各種調整を行ってもらいました。市民ボランティア派遣のやり方などについて参考にしたいという方がおられましたら、武雄市企画政策課・市民協働課(0954-23-9325)までお気軽にお尋ねください。

「チーム武雄」として、市民の皆さんのご協力をどうかよろしくお願いします。

◆募集内容
◯派遣先:
朝倉市災害ボランティアセンター(福岡県朝倉市宮野2003-1 朝倉球場)
◯期日:
第1回 7月23日(日)(募集開始:7/13、締切:7/19 17:00)
第2回 7月30日(日)(募集開始:7/13、締切:7/26 17:00)
※8月以降は、後日募集いたします
※天候及びボランティアセンターの受入れ状況により中止になる場合があります。
◯日程・行程:
7:00 武雄市役所出発(市マイクロバスで移動)
9:00 朝倉市災害ボランティアセンター受付、現地災害支援活動開始
(昼食)
16:00 現地災害支援活動終了
18:00 武雄市役所到着(市マイクロバスで移動)
◯支援内容:
一般家屋の泥だし、家財道具の搬出作業
その他、ボランティアセンターより指示のある作業
◯人数(市民ボランティア):
10名/日(※先着順)
※猛暑の中の作業になりますので健康面で不安のある方は、参加をご遠慮ください。
◯準備するもの:
汚れてもいい服装(長袖・長ズボン)・帽子・タオル・厚手のゴム手袋・長靴もしくは安全靴・飲み物・弁当・弁当用保冷剤・健康保険証・運転免許証
※ヘルメット、スコップ、ゴーグル、マスク、ビブスにつきましては市で準備いたします。
※各自で熱中症対策の準備をお願いします。

申し込み先については、こちらをご覧ください。

http://www.city.takeo.lg.jp/information/2017/07/004241.html

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(写真は、5年前の九州北部豪雨の時の「チーム武雄」による支援の様子です。)