雇用・福祉・子育て〜平成29年度当初予算案を発表
今日は、市議会3月定例会への提出議案の記者発表。その中で、平成29年度当初予算案も発表しました。
当初予算案はボリュームが膨大なのですが、ポイントとしては、
◯29年度は、雇用・福祉・子育ての3本柱。
◯雇用のテーマは「働きたい全ての市民に雇用の機会を」。地方創生でも「まち・ひと・しごと」というように、定住・移住を進める上でも、とにかく仕事が大事。そして、女性・高齢者・障がい者はじめ、すべての人が働ける環境を。雇用関係の予算案は、28年度比で6倍増に。
◯観光分野の目玉は、アクティビティ(体験型)観光。今の観光はモノからコトへ。陶芸体験など従来の体験に加えて、例えば農業体験や三夜待(仲間内での定期的な親睦会)体験、お祭りの練習体験など、私たちが普段当たり前のようにしていることをインバウンドの武器にします。
◯福祉については、子育て環境の充実(小児医療時間外診療の365日化、小児医療費の現物支給化)や地域包括ケアシステムの構築、身近にできる健康づくりなど、「全ての人が自分らしく幸せに暮らせる」環境を整備します。
◯子育てとしては、
・小中学校へのエアコン設置。31年までに整備を完了します。
・武雄市図書館のCD・DVDコーナーを、利用者ニーズを踏まえて学習席に改装。学習席が倍増(計約100席)、さらには学習席を増やすだけでなく、語学講座やワークショップの開催など、みんなで学べる場として新たな価値を創出、武雄市図書館の魅力をアップさせます。
・子ども図書館を今年10月にオープン。
◯子どもの貧困については、切れ目のない支援が最も大事。具体的には、(1)貧困になる前の早い段階での支援(2)妊娠出産から進学まで、一人の子を同じ人がずっと伴走して支援する「伴走型支援」(3)各成長ステージのつなぎ、3点。重点事業としては、
・(2)の「伴走型支援」の実践。保健師+教員OB等が「子どもの笑顔コーディネーター」として、チームでその役割を担います。この仕組みはおそらく全国初。武雄市が、全国のモデルとして取り組みます。
・小中学校就学前の新入学用品費の増額(準要保護児童生徒)、高校への進学準備金を中学3年生の12月に支給(準要保護生徒)。特に、小中学校は市町村、高校は県と管轄が異なり、組織的な溝があることから、高校進学の支援はこれまで不十分でした。ここにしっかりと手当します。高校への進学準備金は全国初。
この他にも様々な事業を予算案として計上しています。詳細については下記をご覧ください。
・提出議案一覧(PDF)→
http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/H28gikai/201703/files/201703gianichiran.pdf
・全体の提出議案概要はこちら(PDF)→
http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/H28gikai/201703/files/201703giangaiyou.pdf
※会見の模様は以下のリンクより動画でご確認いただけます。
http://www.ustream.tv/recorded/100183227
武雄市役所全職員、ユニバーサルマナー検定3級取得!
僕がどうしてもやりたかったのが、ユニバーサルマナー検定3級の全職員取得。
昨年、株式会社ミライロの垣内社長はじめ御社の皆さんにお会いし、意気投合。これからのまちづくりでこういうニバーサルマナーの考え方はものすごく大事だし、ぜひ武雄市を「自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する=ユニバーサルマナー」まちにしたいと強く思いました。
議会の多大なるご理解を得て全職員を対象とした研修を予算化。今週の水曜、木曜と2日間かけて、ユニバーサルマナー研修を実施し、私や副市長を含め、全職員がユニバーサルマナー検定3級を取得しました。ちなみに、嵐の櫻井翔さんも取得されています。
障害をお持ちの方などに対して、我々の現状は無関心か過剰反応。そうではなく、障害は人ではなく環境にあること、さりげない配慮が大切であること、声かけの際は押し付けでなく選択肢を示すこと、すなわち「できるできない」を聞くのではなく「お手伝いできることはありますか?」といった聞き方が良いこと、迷った時は迷わずにすぐに行動すること。
これ以上書くと研修を受ける意味がなくなるので(笑)この辺りでとどめておきますが、僕たちがどうすれば良いか迷ってしまう時の道しるべをわかりやすく教えてもらいました。講師の田中さんの講義も抜群。研修が終わった後職員に感想を聞きましたが、すごく好評でした。こんなことならもっと早くやればよかった(苦笑)。
どのような立場でも境遇でも、みんなに未来の可能性があり、みんなが幸せを感じて暮らせるまち。武雄市の目指すまちはそういうまちです。そういう意味で、今回の研修は本当に、本当に良かった。
まちは人がつくるもの。人の意識と行動が変わればまちは確実に変わる。
今回の研修をきっかけに、武雄市役所もこれまで以上に温かいまちを目指します。
武雄市役所が「イクボス」宣言!
今日、武雄市役所で「イクボス」宣言。メディアの皆さんもかなり関心が高いようで、多くの報道陣が。NHKはこちら。サガテレビはこちら。
イクボスとは、職員が仕事と子育てや介護などを両立できるよう支援し、自らも生活を楽しむことを目指す上司のこと。今日は、私以下副市長、教育長、部長級職員、課長級職員の管理職60名がイクボス宣言書にサイン。佐賀・長崎の自治体では初めての試みとのこと。
私からは「上司が率先して働きやすい職場を作る、これはまさに『働き方改革』。武雄市が率先して行い、市内企業や県内への波及を期待したい。」と説明。
地方分権で行政の事務が増えている中、育休などを取れるようにし、仕事と家庭の両立をさらに進めていくためには、いかに仕事を効率化させるか、結局、仕事の仕方を変えていくことが必須だと思います。
そういう意味で、今回を契機に、チームで仕事をする、会議のやり方を変える、説明資料は最小限になど、管理職が率先してぜひ目標設定してもらいたい、そう考えています。
加えて、今回、「孫の育休(孫休暇)」を今後新設することも表明。都市部ではなかなか難しいでしょうが、武雄のような地域では、三世代で住んでいたり、親と子が近所に住んでいることが多い。子がどうしても子育てできない場合に、親(おじいちゃん、おばあちゃん)が孫の子育てをするのはありだと思うんです。
また、同居していない家族についても看護休暇を取れるようにしたいと考えています。ただ休暇を取りなさいということではなく、地域の事情、各家庭の事情に応じて選択肢を増やしたいというのが、これらの改正の狙い。
そもそもイクボス宣言をすることになったのは、先月、厚生労働省の方から「塩崎厚生労働大臣をはじめ、イクボス宣言をする組織が増えてきている、武雄市もぜひやったらどうか」と話を聞いたのがきっかけ。それを聞いて、ぜひうちもやろうと即断。
働く一人一人が、仕事も家庭ももっと充実した暮らしへ。
イクボス宣言をきっかけに、そういう組織風土をもっともっと作っていきたいと思います。
第1回市長と話そう会は、「織姫の会」と話そう会
先日募集を開始した「市長と話そう会」。
記念すべき今年の第1回は、武雄市を中心とした女性起業家の集まり「織姫の会」と話そう会。
まずは、織姫の会代表の吉田佐織さんと繋いでくれた豊村市議さんより議会の話や市政の話。そのあと、僕から「小中学校にペッパー105台導入」のホットな話題など諸々話した後、最後に皆さんに是非聞きたいことを3点お伝えしました。
1.もっと子育てしやすい街を目指すにはどうすればよいか。
2.もっと柔軟な働き方ができる街を目指すにはどうすればよいか。
3.もっと女性が輝く街を目指すにはどうすればよいか。
時間が限られていましたが、それでも色々な意見が。
働き方を柔軟にするのに必要なのは、市内のネットインフラ環境を整えること、企業のICTリテラシーを高めること(ハングアウトなどgoogle appsの利活用によってテレワークが可能になる)、まだまだ働き手であるシニアの皆さんがICTを学べる環境を用意すること。そして、働く女性にとって、病児保育は必須。
今日の意見を聞いて、在宅ワークができる環境づくりなど、色々と考えていきたいと思います。
また、質問も色々いただきました。放課後の過ごし方(放課後児童クラブなど)において、民間のノウハウを入れる予定はあるか。子ども図書館ができると、今の図書館の子どもゾーンはどうなるのか。ひとり親家庭の親が学び、自立できるための政策は。
いっとき世間で話題となった消滅可能性自治体(896自治体)の定義は、「2040年に20代、30代の女性数が現在の半分以下になる市町村」のこと。そういう意味で、一人一人が自分らしく幸せに生きることができる環境をつくるのが大事なのはもちろん、まちづくりにおいて、女性の存在はこれからますます大きくなる。
とにかく元気で前向きな皆さんとの1時間はあっという間。第1回にふさわしい華やかな会でした。また是非やりましょう。ありがとうございました!
「市長と話そう会~こまっちゃん、走ります!~」やります!
就任以来、各町での語る会、今と未来を語る会、議員の皆さんとの合同市政報告会など、市民の皆さんとの対話の場を開催してきました。
同時に、市民の皆さんからのお誘いや、様々な団体やグループからお声がけいただき、可能な限り車座で話をさせていただいています。
で、今回は「市長と話そう会~こまっちゃん走ります!~」のご案内です。副題は、このブログのタイトル名と連動。
この「市長と話そう会」は、これまでと全く別物というわけではなく、あくまで延長線上の話。昨年末に「市長との意見交換をやってみたいとずっと思ってるんですが、可能なんですかね?」と聞かれたので、改めてきちんとお示しすべきだと思ったわけです。
「興味ある!」という方は、地区単位でもサークル・グループ単位でも、ママ友やパパ友同士でも、気軽にどんどんお申し込みください。お待ちしています!
<市長と話そう会 ~こまっちゃん走ります!~>
市民の皆さまと市長が直接語り合う「市長と話そう会」を行います。
武雄市の未来づくり、重点事業、市政全般の諸問題など対話を通じ市政に反映することを目的に開催します。
ぜひご利用ください。
■対象
市民5人以上の団体・グループ(各種団体、自治会、サークル等)
■開催日時
希望日時に沿えるよう調整しますが、難しい場合は日時を相談させていただきます。
時間は、市役所開庁日の10時から20時までの間の90分以内でお願いします。
■テーマ
どんなテーマでも構いません。
ただし、内容によっては、一部お受けできない場合もございますのでご了承ください。
■場所
申込者で会場の確保をお願いします。ご用意いただいた場所に市長がお伺いします。
※会場は武雄市内とし、酒席はご遠慮させていただきます。
■市役所からの参加者
市長ほかテーマの内容に応じ、市の担当者も同席します。
■申込み用紙と記載内容
様式は任意の様式に下記の事項を記載し、FAXまたはメールで希望日の10日前までにお申込みください。
・申込年月日
・開催希望日時(第1、第2案まで)
・団体、グループ名
・参加予定人数
・代表者の氏名、住所、連絡先
・開催場所
・テーマ(具体的な内容)
「申込書」の様式も準備しております。必要な方はホームページからダウンロードいただくか、または、お電話ください。
※申込書ダウンロードはこちらから→
http://www.city.takeo.lg.jp/shicho/hanasou/moushikomi.xls
■その他
開催後、市報やホームページ等で概要や写真を掲載させていただく場合があります。
■申請から開催後までの流れ
1.申込み
秘書課へ申込書の提出 → 申請者と秘書課で日程調整
2.申込み者と担当課で内容確認
担当課から内容の確認のご連絡をさせていただきます。
3.開催当日
市長、担当職員が会場に伺います。
4.広報
市長と語る会を開催した概要、写真等を武雄市のホームページ等に掲載します。
○お問合わせ/お申込み先
武雄市役所総務部秘書課
TEL:(0954)23-9311
FAX:(0954)23-3816
hisyo@city.takeo.lg.jp