「ななつ星」の食材に、武雄市橘産さがびよりが採用!
なんと今年から、あのJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の食材に、武雄市橘産「さがびより」が採用されることになりました。
今日はその初日。これを記念して、武雄温泉駅にやってくるななつ星と26名の乗客の皆様をみんなでお迎えし、歓迎セレモニーを開催。
橘産さがびよりは、厳格な品質管理のもと育てられた、6年連続特A評価のお米。東京のデバートや米屋でも販売しています。先日、シンガポールから来られた富裕層の観光客の舌も唸らせた味。
とはいうものの、ななつ星に採用されるのは極めて難しい。ここに至るまでには、JAの土井理事や古賀部長がJR九州になんと13回も掛け合ったと聞きました。生産者の皆さんの熱意もすごかった。そういう意味で、関係者皆さん全員の熱い想いが今回の採用につながったのだと思います。
今日は武雄中学校吹奏楽部の演奏、橘幼稚園の園児たちによる旗いっぱいの出迎えなど、武雄温泉駅1番ホームは大にぎわい。
「ななつ星」と一緒に、橘産さがびよりを世界ブランドへ。
JR九州の皆さま、JAの皆さま、橘町の生産者の皆さま、橘町民の皆さま、そして多くの関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。市としても、引き続き橘産さがびよりをはじめ、農産物のブランド化、所得向上に取り組んでまいります。
人生の一つの節目〜2017年武雄市成人式
武雄市では、毎年1月3日に成人式を開催。その企画・運営は、今年成人になった(なる)皆さんが実行委員となって、自分たちの手で行います。
今年は13時開始。午前の早い時間に開催すると早朝からの着付けとか大変ですもんね。そういう意味で、実行委員の皆さんの配慮はナイスでした。
僕からは、10月にオープンする子ども図書館の話を中心にコンパクトに挨拶。
子ども図書館は、今年成人になる皆さん、つまり、武雄で家庭を持ち子育てする未来の皆さんへのプレゼントです。今後は、他のどこにもない、ドキドキワクワク、楽しく子どもを育てられる武雄になります。未来をつくるのは皆さん達。一緒に盛り上げていきましょう!おわります。
581人の皆さん、成人おめでとうございました。実行委員の皆さんもお疲れ様。良かったよ!
「こども図書館はどんな図書館になるの?」にお答えします
来年10月オープン予定の「武雄市こども図書館」。
これまでに例のない図書館にしたいと思っていますが、じゃあどういう図書館になるの?、とよく聞かれます。
詳細は今後さらに詰めていきますが、先日の市議会一般質問でこんなふうに答弁。
今からドキドキワクワク。ぜひご期待ください。
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もともとは、親子であったり、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒になって楽しく学べるような場所があったらいいよね、という声をたくさんいただきました。私も、子育てをしている世代の一人の親として同感であります。
そういう意味で、場所としてどういう位置づけにしたいかというと、子育ての支援機能というのが一つ。もう一つが、世代を越えて多世代で交流できる。大きくその2つの拠点にしたいと考えております。
わかりやすく言うと、武雄市図書館が従来の図書館と違って、たくさんの本に触れられる場所であると同時に、いろいろな方々が交流できるコミュニティの場所にもなっている。そういうところが、この図書館の魅力と考えておりますが、それと同じ発想であると考えていただいていいと思います。
こども図書館ですが、1階に入ると、みんなで木工教室をやったり、場合によっては市民の方で得意技をもっている方が、子どもたちに竹とんぼを教えたりと、いろいろものをつくることから学ぶというスペースがある。
そして奥に入ると本があり、そこでは子どもたちが本を探して読んでいる。
少し上に上がると、読み聞かせです。これは非常に大事だと思います。
さらに上がるとフードコートがある。フードコートも流行りだからやるわけではなくて、私も親として実感するのは、例えば子どもがアレルギーをもっているとか、様々な状況に応じて持ち込める場所をちゃんと用意しておく必要があると。そういう意味で、レストランではなくフードコートという形にする。それも、地産地消のものを使ったり、さらには料理教室をやるとか、食を通じて学ぶ、交流する。そういう場所にしたい。
そしてこれをきっかけに、武雄に住んでみたい、どうせ住むならやっぱり武雄で子どもを産んで育てたいと、そういう人たちを外から呼び込みたいと思っています。
いろいろ夢は膨らむばかりなんですけど、これは私のこの任期の中でも最重要の施策と考えておりますので、ぜひ多くの皆さんの力を借りて、すばらしいこども図書館にしていきたいと思っております。
加藤勝信内閣府特命担当大臣に要望書を手交しました
12月6日、加藤勝信内閣府特命担当大臣に対し、子どもの貧困対策首長連合を代表して、私から要望書を手交しました。
手交後は、加藤大臣と意見交換。
「日本の未来のためには、早期対応で今こそ思い切った投資が必要。ぜひ国と自治体が情報共有し連携して、この問題を解決していきたい。」とお伝えしたところ、気さくでスマートな加藤大臣からは「子どもの貧困はいろいろな要因が絡んでいるので総合的な支援が必要。できる限りの応援をしていきたい。」との力強い言葉をいただきました。
また、元文科大臣の下村幹事長代行にも直接要望。多くのご示唆や後押しをいただきました。
この日は首長を代表して私が要望を行いましたが、現在首長連合に加盟している174の全首長の思いとして、国が、自治体が、ではなく、貧困の連鎖を断ち切り、日本全体の底上げを図るため、今後オールジャパンで皆さんの知恵と行動を結集していきたいと思います。
子どもの貧困対策首長連合総会 & 産官学シンポジウム!
今日は東京で、子どもの貧困対策首長連合の第1回総会。あわせて、産官学による「子どもの貧困・教育環境格差に関するシンポジウム」。
今日の西日本新聞の1面トップ記事は、「(九州で)子ども食堂、1年で10倍超」。政府が子どもの貧困対策大綱を策定して2年になりますが、この問題は深刻な社会問題として日々取りざたされるようになりました。首長の皆さんも関心が高く、連合の参加自治体は172団体まで増加。今日の総会には、37自治体からお越しに。
互選で、不肖私が首長連合の会長を仰せつかることになりました。会長代行は、大阪府箕面市の倉田市長。副会長には、大阪府八尾市の田中市長、茨城県古河市の菅谷市長。長崎県大村市の園田市長。
そして、事務局長には、僕の方から無理をお願いして、市地方創生アドバイザーでもある樋渡前市長に就任いただきました。子どもの可能性を最大化するために取り組んでこられた教育政策の実績に加え、子どもの貧困対策は自治体間のネットワークだったり、NPOや企業との連携、国との連携が不可欠。そういう意味で私は樋渡さんが一番適任だと思い、思い切って相談したところ快諾をいただきました。
以上の強力な布陣を総会で了承いただき、その後国に対する首長連合としての決議(提言)を決定。
真摯に子どもたちの未来、町の未来に向き合っている仲間の皆さんの力を借りて、それぞれの自治体を、そして日本全体から貧困の連鎖を断ち切っていきたいと思います。
その後、産官学による「子どもの貧困・教育環境格差に関するシンポジウム」。おそらくこの試みは日本初。会場は200名近い人の熱気ですごかった。
現場からの意見、学術面からの示唆、行政への注文、企業の関わり方、当事者性をどう持たせるのか、さらには子どもの貧困や教育格差というワードを変えるべきといった話まで。また、島に配置されたテーブルでグループワークも。知を共有する場としてだけではなく、つながる場として。
今日のシンポジウムが、明日のアクションのきっかけになってほしい、その一歩の行動が日本を少しずつ良くしていくと確信しています。
首長連合との共催として、今回のシンポジウムの企画・運営を長い期間行っていただいた、リクルートの皆さんには、心から感謝します。ありがとうございました。