日本ハードメタル株式会社九州北方工場が開所
今日は日本ハードメタル株式会社九州北方工場の開所式。先日の大同メタル工業株式会社に続き、武雄北方インター工業団地に進出。敷地面積2.3haを有する新工場の開設により、この工業団地は全て稼働となりました。
小野社長はじめ会社の皆様のご英断、そして地権者や地元の皆様にも大いなるご協力をいただいたことに感謝申し上げます。
日本ハードメタル株式会社は、平成2年に武雄市橘町に進出されて以来、4半世紀にわたり地元雇用の創出をはじめ、いろいろと取り組まれてこられました。そして、世界に通用する超硬合金の技術、さらには先の世の中を見据えたチャレンジにより、今後の事業拡大が見込まれています。
今日は、イベントとして熱気球の試乗も。佐賀といえばバルーンフェスタ。親会社であるOSG株式会社さんが熱気球の応援もされていることから実現したもの。あと興味深かったのは、OSGさんが社会貢献活動として宇宙ゴミの撤去事業を応援されていること。将来を見すえた行動は、実に参考になりました。
御社の今後の益々の発展をお祈りいたします。本当におめでとうございました。
天皇陛下への献上米を収穫
今日は、素晴らしい秋晴れのもと、武雄市武内町松尾谷地区で、宮中の新嘗祭への献上米を収穫する抜穂式。
武雄が献穀田となるのは実に30年ぶり。地元では昨年から準備に取りかかり、今年に入ってからは播種式や御田植式などを経て、そして本日、実に豊かに実ったさがびよりの刈り取りが行われました。今年は天候不順でしたが、関係者の皆さんのご努力で、重みのある素晴らしい実り。
式が終わった後、献穀者である小柳六郎さん(下記写真)から挨拶。小柳さんの口から発せられる一言一言に、会場一同感動の渦。
JAの小池理事のリーダーシップで武内町で献穀田をという話になった際、その真面目で実直な人柄から「六郎さんしかおらんばい」と、満場一致で献穀者に選ばれた小柳さん。今日の彼の挨拶を聞いて、これは一人でも多くの人に知って欲しいと思い、彼が読んだ挨拶文を特別に入手。その一部がこちら。
小柳さんは「自分が体験したことを述べただけ」と謙遜されていましたが、一人でも多くの人に読んでいただきたい内容。この精神こそが、旧武内村、武内町、武雄市、そして佐賀県の誇りだと思います。
今日刈り取った稲は、乾燥などを経て、10月末に宮内庁に献上する予定。稲穂の豊かな実りは日本のこれまでの繁栄の礎。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
(地元の小学生も刈り取り体験に参加)
麻生公務員専門学校で講演
昨日は、福岡にある麻生専門学校グループの一つ、麻生公務員専門学校で講演。
麻生といえば、福岡にある公務員専門学校の中でも生徒数圧倒的シェアを誇る学校。
そんな場所で、ご縁があって僕が講演させていただくのは甚だ恐縮モノ。でも、このような機会を与えていただいたので、熱量を注いで話しました。
会場には、200名近い生徒や講師の皆さんが。地方行政のこれからのキーワードとして「組む」「スピード」「市民一人ひとりの力を引き出す」「半歩先を見せる」「居場所と可能性を作る」「尖る」「あるものの強みを活かす」「面白さの競争」などを話しましたが、最終的に一番言いたかったのは、「武雄市は職員でつくられる」ということ。
そうなんですよね。僕たちにとって一番大事なのは人、すなわち人材。これが全てだと言っても過言ではない。
だからこそ、企業誘致も大事ですが、未来の武雄市職員を探すためのトップセールスというのも同じくらい大事だと思っています。
講演の後、活発な質疑応答が。手が上がったのは男性ばかりで、これは意外。
生徒A:反発がある中で政策を進めていくにはどうすればいいか?
僕:まずやってみて、失敗したら潔く謝る。もちろん、やる前には納得してもらえるよう十分動くのは大事。うちの職員はこのへんも粘り強くやってくれて助かっている。
生徒B:市長が欲しいと思う人材は?
僕:まずは「やりたいからやる」という思いがある人。あとは「市民のため」という言葉を使わない人。「市民のため」という抽象的な言葉でつくる政策は、結局誰のためにもならない。それよりも、隣のおばあちゃんの悩みを解決するとか、顔が見える人のためにやった方がよっぽど良い政策になる。おばあちゃんの後ろには同じ悩みを抱えている人が何十人、何百人と必ずいるはずだし、何より自分のモチベーションも上がる。
こんなやりとりが続きました。
あとすごかったのは、麻生塾の社員の皆さんの思いの強さや能力の高さ。大いに刺激を受けました。参加いただいた皆さん、大変お世話になりました。またいつでも呼んでください!
(※写真は、麻生塾のご了解をいただいたものを掲載しています。)
運動会日和!
今日は敬老会や運動会などに参加。特に運動会は、先週雨で順延となったこともあり、4つの町区で和気あいあいと行われました。
若木町では、消防団のホース巻き競争に参加。中腰でホースを巻くのに悪戦苦闘しましたが、楽しかった。ありがとうございました。
やっぱり運動会は、地域の絆を確かめ合う行事だと実感。参加された皆さんや準備や運営に携われた皆さん、本当にお疲れ様でした!
(武内町での入場行進)
(武内町での入場行進その2)
(小学生手書きの応援メッセージ)
(ちなみに、TDRは多々良(ただろう)区の略です)
(全力疾走、真剣勝負)
(全力疾走、真剣勝負その2)
(消防団ホース巻き競争。うまく巻けてませんが、勝負には負けました)
(ホース巻き競争の後。足ガクガク)
(ホース巻き競争での隣のレーンのライバル)
(和気あいあい)
(保育園児も頑張ってました)
(大人も負けじと頑張ってました)
(武雄市消防団第2分団第1部(高橋)の皆さんとコーラで乾杯)
(頑張れ!)
(朝日小学校のみんなと)
(昼ご飯で乾杯!)
(キロ3分19秒で走るらしいです。勝てません)
秋空に高く舞う!
秋分の日の今日、武雄市内では各所で行事やイベントが。僕は一日中、民俗芸能の奉納行事を回りました。10か所以上は訪れましたが、どこも特色があって本当に面白い。優美、勇壮、素朴、力強さ。この多様性が武雄の魅力。
各地域では、1ヶ月以上かけてお師匠さんのもと練習を重ねてきました。そして、踊り手だけでなく裏方も含め、みんなそれぞれ役割分担して今日の本番が成り立っている。子どもたちにもその伝統が脈々と受け継がれている。
こういう祭りこそが地域の絆を強くするんだと改めて強く感じました。皆さん本当にお疲れ様でした。
今週末も市内では様々なイベントが開催されます。変わりダネでは、保養村で「タイコクラブ」という音楽フェスも。シルバーウィークはぜひ武雄にお越しください。
武雄市の夜間小児診療 4月から365日体制に
武雄市の小児夜間診療が、来年4月から365日体制になります。
これは、市長就任以来、どうしてもやりたかったことの一つ。市民の皆さんからもぜひという声を多くいただいていました。
これを実現するにあたり、2市4町の首長の皆さんや医師会など多くの方のご理解とご協力をいただきました。改めて深く感謝します。
そして、粘り強く調整をしてきてくれた市役所くらし部の皆さん、本当にありがとうございます。
市長に就任してから、放課後児童クラブを19時まで延長し対象を6年生まで拡大、神村学園の通信制高校誘致、ひとり親家庭支援の充実、子どもの貧困対策課の設置など、子育て・教育の充実を図ってきましたが、今回の小児医療の充実に続き、今後もどんどん進めていきたいと思っています。
熊本地震での学びを、市防災計画に反映しました
今日は、武雄市防災会議。防災計画の修正を行いました。
主な修正ポイントは2つ。
・想定震度の修正
・熊本地震の課題を踏まえた修正
一つ目は、佐賀県が、大規模地震や津波による被害想定を見直したことを受けての修正。武雄市では、想定される最大震度を7に修正。
二つ目ですが、熊本地震においては、現地の皆さんは文字通り昼夜を問わず一生懸命対応されています(まだ続いています)。一方で、庁舎が崩壊したり避難所にヒビが入るなどのハード面の課題や、 物資の搬送やボランティアのマッチング、避難所の運営面での課題など、事前に備えておくべき項目が多く出てきたのも事実。
被災地はまだ復旧・復興道半ばではありますが、私たちとしては、熊本地震の被災地で見聞きした課題を踏まえ、とにかくできるものからスピード感を持って対策を練っていこうと、先日、僕から安全安心課にお願い。
時間がない中、よくまとめてくれました。熊本地震を踏まえた防災計画の修正はおそらく県内初。今後も随時修正していきたいと思っています。
今回修正・追加した項目は多岐にわたっていますが、その中でも受援計画とBCP(事業継続計画)を早急に策定することは、一つ大事なことだと思っています。
特に受援計画については、我々が熊本地震の支援を行っていた立場として、また、大規模災害には一自治体の職員だけでは到底対応できないことから、いかに周りの皆さんの力を借り、物資やボランティアの力などのリソースの配分を最適化し、全体をコーディネートしていくか。
ICTの力も借りることになると思いますが、ここは議論を重ねて、今後きちんと策定していきたいと思っています。